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京大で高血圧の研究

2009 年 12 月 14 日

今や、現代人には聞きなれた高血圧ですが、その原因を京都大学大学院薬学研究科の岡村均教授(システムバイオロジー)らの研究チームが動物実験で世界で初めて突き止め、米医学誌「ネイチャー・メディスン」に掲載されたようです。血圧とは、血液が動脈を押し広げようとする圧力のことで、心臓が収縮するときに最も高くなり、逆に心臓が拡張するときに最も低くなります。そして、心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と血管内の血液の流れやすさ(末梢血管抵抗)で血圧の数値が決まります。徹夜をするなどと、不規則な生活を送る人たちが高血圧症になりやすいことは一般的に知られているが、今まではなにが原因かは不明だった。

そして、今回、今回の研究で、改めて規則的な生活の重要性や、不規則な生活で塩分を摂ると高血圧症になるという原因が証明されたと言うのだ。高血圧は大きく分けて、原因がはっきりしない本態性高血圧症と、はっきりと原因がわかる二次性高血圧症に分けられます。

本態性高血圧症の原因は不明とされていますが、遺伝的体質によるものが半分、残りは悪い生活習慣や環境的なものが影響していると考えられています。日本人の高血圧症の90%以上はこの本態性高血圧症とされています。

また、二次性高血圧症は腎臓の病気やホルモンの異常、血管系の疾患や薬の副作用などによるものなど、原因が明らかなものを二次性高血圧症といいます。二次性高血圧症は手術や治療により完治することもあります。

血圧は、日常生活の様々な影響を受けて常に変動しており、たまたま測った血圧が高かったとしてもそれだけでは病的な状態とはいえず、血圧をくり返し測っても高血圧の基準値よりも高い場合に高血圧症と診断されるのです。日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインでは、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を高血圧と定義していますが、高血圧の90%は原因がはっきりとわからなかったのです。今回の研究成果で血圧でなやむ患者にとっては今後が期待できる結果なのではないでしょうか。

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